OCIの最新E6インスタンス(Ubuntu)でゲームサーバーを公開するポート開放手順


OCI E6インスタンスでゲームサーバーを公開するためのポート開放ガイド

Oracle Cloud Infrastructure(OCI)で提供されている最新の Compute E6 インスタンス(AMD EPYC) は、優れたシングルスレッド性能と高いメモリ帯域を備えており、FiveMやRust、7 Days to Dieといった高負荷なゲーム専用サーバーをマルチプレイで運用するのに最適な環境です。

しかし、OCIは初期状態のセキュリティ(ネットワーク制限)が非常に厳格であるため、ただゲームのサーバープログラムを起動しただけでは外部のプレイヤーが接続できません。

外部から正しく接続できるようにするためには、**「OCIコンソール(仮想クラウド・ネットワーク側)」「Ubuntu(OS側)」**の両方でポートを開放する必要があります。その具体的な手順を備忘録としてまとめます。


1. OCIコンソール側の設定(イングレス・ルールの追加)

まずは、クラウドの境界(VCN)で対象ポートのパケットを通過させるための設定を行います。

  1. OCIの管理コンソールにログインし、対象インスタンスの「プライベートIPアドレス」のページから、紐づいている 仮想クラウド・ネットワーク(VCN) をクリックします。
  2. 左メニューの「サブネット」から対象のサブネットを選択し、「既定のセキュリティ・リスト(Default Security List)」 を開きます。
  3. 「イングレス・ルールの追加」 をクリックし、以下の通り設定します。

設定値の例(FiveM等の場合:UDP/TCP 30120)

  • ソースCIDR: 0.0.0.0/0 (すべてのIPからの接続を許可)
  • IPプロトコル: TCP (または UDP。両方必要な場合はそれぞれ個別にルールを追加する)
  • 宛先ポート範囲: 30120 (構築したいゲームのポート番号)

2. Ubuntu(OS内)のファイアウォール設定(E6環境向け)

OCIのUbuntuイメージは、初期状態から iptables のルールが非常に強力に組まれており、これが原因で「セキュリティリストを開けたのに繋がらない」というトラブルが頻発します。

SSHでE6インスタンスに接続し、以下のコマンドを実行して内部のファイアウォールを適切に開放します。

# TCPポートの開放(例: 30120)
sudo iptables -I INPUT 6 -p tcp --dport 30120 -j ACCEPT

# UDPポートの開放(例: 30120)
sudo iptables -I INPUT 6 -p udp --dport 30120 -j ACCEPT

# 変更したiptablesのルールを永続化(インスタンス再起動対策)
sudo netfilter-persistent save
sudo netfilter-persistent reload